令和5年第2回尾張旭市議会臨時会が開催された。
議会では新たに選挙された議長や副議長の人事が決定された。
新議長には丸山幸子議員が選出され、初の挨拶で「市民に開かれた議会を目指す」と述べた。また、副議長には松原たかし議員が選ばれ、同様に「丸山新議長を支えて市政発展に尽力する」と強調した。
会議では、前回の不祥事に関して市長が謝罪し、再発防止策に取り組む姿勢を見せた。特に、調査検証チームが報告した通り、適切な賠償処理を進めるとした。
重要な議題としては、令和5年度一般会計補正予算や国民健康保険税条例の改正があった。特に榊原利宏議員は保険税の改定について疑問を呈し、「国保税が高い不公平な制度である」との立場を示した。市の健康福祉部長は、税率引き上げは必要であり、公平性を図るための措置であると反論した。
また、学校の空調設備を巡る請負契約についても議論が交わされ、合計で約5億円に及ぶ工事が進むことになった。一部の議員からは委員会での詳しい審査が求められたが、議会運営委員会での決定に従って進行した。
議会では、人事に関する重要な同意案が提出され、副市長には若杉博之氏が選任された。市長は彼の経験と能力を評価し、スムーズな引継ぎを約束した。議会の閉会に際して市長は「今後も市政のさらなる発展と市民の信頼確保に全力を尽くす」と述べた。
これにより、臨時会は全議題を終了し、全ての提案が承認され、無事に閉会した。