令和元年第3回(6月)尾張旭市議会定例会の様子が報告され、重要な施策と予算に関する意見が交わされた。
市長の森和実氏は、開会の挨拶で、参加議員への感謝の意を示し、全国植樹祭の成功を言及した。
市長はこのような機会を生かし、シティプロモーションに力を入れる考えを示した。
続いて、施政方針演説が行われ、施策の全体像が明らかにされた。
今回の定例会には、2019年度の一般会計補正予算が提案され、規模は241億4,038万円に達する。
その中では、投資的経費や政策的経費の追加計上が重要視され、特に子育て支援への注力が強調された。
一方で、一般会計当初予算は233億5,000万円で、前年より6.7%の減少となっている。
森市長は、一般会計補正予算の中で特に大型事業の終了に伴う縮小を受け、保育園や学校など子育て・教育関連施設への投資の重要性を述べた。
高齢者福祉や障がい者支援においても、それぞれの施策を詳細に説明し、市民への配慮を表明した。
議会運営委員長の成瀬のりやす氏は、議会改革に向けた特別委員会設置等の報告を行った。
また、ICT化に向けた検討も進める意向を示し、市会の効率化を図る必要性を強調した。
議員たちは市政運営の姿勢や進捗に関し、質疑応答を通じて意見交換を進めた。
特に重要なテーマの一つは、財政運営の健全性であった。
副市長の秋田誠氏は、具体的な議案を提案し、補正予算が市民生活に持つ影響を丁寧に説明した。
そこでの経済計画の全体像についても触れ、より具体的な施策の実施をアピールする場面が見受けられた。
市長の評価では、議員たちが市民と共にあるまちづくりを進める姿勢が強調され、次年度に向けた計画が次々と提示された。
このように、議会はまた新たな一歩を踏み出し、地域の未来を見据えた議論が続けられたことが伺える。