庄内町の令和5年3月定例会では、マンホールトイレの設置状況やインボイス制度、さらにはワクチン接種に関する課題について議論が行われた。
まずマンホールトイレの整備について、庄内町役場には3基のマンホールトイレが設置されている。これらは防災拠点として重要な役割を果たすが、使用に関する訓練や周知が不足しているとの指摘があった。特に、トイレの設置手順や使用方法が徹底されていない状況は課題である。
次に、インボイス制度について、町長は一般会計と特別会計のインボイス対応の進捗状況を報告した。一般会計は今年10月からの施行に向けて準備中であるとし、特別会計では既にインボイス登録済みのことが伝えられた。シルバー人材センターに対する支援策も議論され、今後の対応が求められた。役職員の会話の中では、564万9000円の補助金に関する言及があり、この措置がシルバー人材センターの運営に影響を与える可能性があることが懸念された。
ワクチン接種に関しては、新型コロナウイルスワクチンの接種率が68.8%に達したことが報告されたが、接種の遅れが指摘され、町は引き続き積極的な勧奨を行う必要があるとされている。また、子宮頸がんワクチン接種の接種率が9%に留まっており、国の方針に従った公費接種の周知強化が求められている。