令和4年6月3日に開催された庄内町全員協議会が注目されている。
この会議では、庄内町議会議員選挙に関する申し合わせや、改選後の備品の取り扱いについての協議が行われた。議長の吉宮茂氏は、定例会終了後の会議において「皆さんから慎重に検討いただけば幸いに思います」と述べ、参加者に慎重な意見を求めた。
まず、庄内町議会議員選挙における申し合わせ事項についての説明があった。事務局長の成田英樹氏が「現職議員は、交通安全に考慮し、選挙運動用自動車は1台のみ、随行車は自粛する」との確認内容を説明した。これに対し、参加した議員からは「異議なし」との声が上がり、申し合わせは承認された。
続いて、「その他」として、ロッカーや文書棚の後片付けについての報告が行われた。成田氏は「議席を含めた配置替えが発生するため、ロッカー及び議員ポストの整理を6月30日までに行う必要がある」と説明した。議員には、必要な物品を整理するよう求められた。
さらに、貸与されているパソコンや消防法被の返納についても議論がなされた。特に、貸与パソコンは6月30日までに返却が必要で、保存データの消去を事務局に依頼することが強調された。
写真撮影についても協議された。任期満了に伴う記念写真を議会終了後に撮影する予定であり、議員のマスク着用についても配慮が求められた。工藤範子議員が「写真撮影のときはマスクを外すのか」と質問したところ、事務局長は「一時的にマスクを外していただいた方がいい」と返答した。
この会議の最後には、役場の決裁事務が電子決裁システムに変更されたことが報告された。そのため、紙での決裁がなくなることが告知され、議員には新しい流れに適応するように求められた。議長は「協力をよろしくお願いしたい」と締めくくった。
全員協議会は、午後3時29分に開会し、午後3時45分に閉会した。議会内での重要事項の協議がスムーズに進められたことが、参加者にとって安心材料となった。