令和3年12月7日、庄内町役場議事堂にて第10回定例会が開催された。
出席議員は14名であり、欠席議員は2名であった。議長は開会を宣言後、会議録の署名議員指名や会期の決定を行った。
会期は今定例会が12月7日から12月15日までの9日間と決定され、議事日程が進められた。主な議題としては行政報告があり、教育長から余目第一小学校の水道管漏水による臨時休校の状況が報告された。漏水の発生は12月1日で、教育課の迅速な対応により翌日の臨時休校が決定された。
次に、会議では工事や製造の請負契約状況が報告され、特に町道施工に関わる補正予算の内容が述べられた。議員からは財源確保や進捗率についての質問があり、町の補助金や交付金を利用した計画が語られた。
続いて、請願第4号が提案され、「沖縄戦戦没者の遺骨が含まれた土砂を埋め立てに使用しないよう求める意見書」の提出が議論された。この請願には賛同の声が多く、地方自治法に基づき宮城県及び近隣の議会でも同様の案件が討議されている。多くの議員が沖縄戦の悲劇を念頭に置き、県の方針について真剣な意見が交わされた。
次に、令和3年度の庄内町一般会計の補正予算についても審議され、子育て世帯への特別給付金や新型コロナウイルスに関連する支出の計上が挙げられた。特に新型コロナウイルスワクチン接種に関する費用について協議が続けられ、衛生管理体制の強化が求められた。新年度における不妊治療への助成金も大きな関心を集めており、町が実施する国民健康保険との整合性が模索された。
最後に、議案第100号の国民健康保険条例改正や、出産育児一時金の引き上げについても説明があり、町内での健康施策が幅広く議論された。周知の必要性とともに、具体的な数字も示され、新たな取組が町民の健康に寄与することが期待されている。
会議の締めくくりにあたり、各議員が報告書を基に質疑を行い、全ての議案は原案の通り可決されたことが報告され、散会となった。町民の安心・安全を念頭に置いた議会の内容が盛り込まれ、地域だよりの健康施策のさらなる充実が望まれている。