令和5年9月6日、庄内町にて全員協議会が開催され、議題として庄内町立川複合拠点施設の愛称が取り上げられた。
この愛称は「タチヨリ」と設定されていたが、タチヨリ株式会社から商標権を主張され、使用はできないとの報告がなされた。町長の富樫透氏は、この件について「なるべく早く皆さんに情報共有が必要」と述べた。
立川総合支所長の阿部聡氏が詳細な経過を説明し、愛称の使用停止が決定した理由を明確にした。また、議員からは商標登録を行う前にネーミングの確認をしなかった点について批判の声が上がった。スルタン・ヌール議員は、「名前を変更することで問題解決が可能」と提案したが、町長は異なる事例を持ち出し、慎重な対応が求められると強調した。
他の議員もそれに同調し、吉宮茂議員は、「愛称を決定する際は商標チェックが必須」と述べた。立川総合支所長は、「改修費用はそれほど大きくない見込み」とコメントし、町民への周知も行うと述べた。
また、住民に対する情報提供の重要性が指摘され、広報やホームページを通じて今後の対応を周知することが決まった。新たな愛称を考える必要性や、その具体的な計画についても今後議論が重ねられる見通しだ。全員協議会は、他に議題がなく11時43分に終了した。