令和3年第7回庄内町議会定例会が開催され、町内の様々な議題が協議された。特に、議案第68号「令和3年度庄内町一般会計補正予算（第5号）」では、まちなか温泉に対する指定管理料が3,240万円に設定されたことが注目を集めた。
町長の富樫 透氏は、町の経営の透明性を高めるため、指定管理者にかかる経費を見直す必要があるとしました。そして、これまでイグゼあまるめが担っていた経営を基に、更なる効率化や改善を図る方針を示した。富樫町長は新型コロナウイルスの影響が長引く中でも、町民が安心して利用できるよう、温泉の営業継続を強調し、地域の活性化に寄与する施設と位置付けた。
まちなか温泉の運営が長期にわたる赤字を抱えているとの指摘もあり、議会の中では実際の収支に基づく明確な情報提供が求められる場面もあった。議員たちは、指定管理料の適正化についても議論し、他の企業が手をあげる余地はあるかといった発言も見られた。
今回の議会においては、まちなか温泉を継続して運営するための支援が町として必要であるとの認識が強まった。しかし、今後の経営改善に向けて、どのように進めるかが課題となる見込みである。議会では、経費の透明性と公平性が求められ、町民との信頼関係を築く必要性が力強調された。今後、町民が求める温泉施設の維持と新たな試みを同時に進める方針が期待されている。
また、議案第69号「令和3年度庄内町国民健康保険特別会計補正予算（第1号）」や議案第70号「令和3年度庄内町後期高齢者医療保険特別会計補正予算（第1号）」なども同時に承認され、まちづくりの進展が広義に取り組まれることとなった。