令和2年9月2日に開催された庄内町議会の定例会では、令和元年度の各種会計決算について議論が交わされた。
本日の議事では、特に一般会計決算が注目を集めた。原田眞樹町長は「一般会計は8億9,650万円の黒字決算であり、全体の会計が黒字回答」と述べ、決算が適正に執行されたことを強調した。
一般会計の歳入総額は143億8,839万7,000円、歳出総額は134億7,482万9,000円と報告された。昨年度よりも歳入が約5億5,464万8,000円、歳出が約3億4,360万4,000円増加していることが明らかになった。他の特別会計についても、いずれも黒字決算であることが確認された。国民健康保険特別会計は1億9,733万9,000円、後期高齢者医療保険特別会計は364万7,000円、介護保険特別会計は6,137万8,000円の黒字を示した。
また、特に風力発電事業の黒字決算が年度をまたいで続いており、収益額の増加が期待される中、町長は今後も効率的な施策の実施を推進していく意向を示した。財政管理者は「歳入歳出の差引額が成功裏に達成されたのは、町民の協力と税収の安定があってこそである」と話した。
下水道事業会計は820万円の赤字決算だったが、経営努力を続け、来年度からの改善が期待される。ガス事業においても、販売ガス量の減少が報告される中、需要家保安対策を強化していることが指摘された。ガス売上は前年に比べ減少したが、利率の改善に努める意向を示した。
最後に決算特別委員会の設置についての発言があり、全会一致で設置が決定された。今後の審査に向けた期待が寄せられた。この会議は10時43分に散会している。