令和2年9月2日、庄内町議会において全員協議会が開催された。
本日の会議では、政治倫理条例に基づく審査請求と議員なり手不足解消調査特別委員会の調査報告書具現化に関する2つの主要議題が取り上げられた。
まず、政治倫理条例第5条に基づく審査請求について、議会運営委員長の齋藤秀紀氏が報告を行った。8月に議会運営委員会を開催し、提出された審査請求書には、議員に対する苦情が記載されている。これにより議長は議会議員政治倫理審査会を設置したという経過が説明された。この審査請求の内容について澁谷勇悦議員が疑義を呈した。具体的には、審査請求が政治倫理基準に反する行為を示す根拠が明確でないことを問題にした。
齋藤委員長は、政治倫理条例に違反するか否かの判断は審査会に委ねるものであると述べたが、澁谷議員は委員会設置の要求には、基準に該当する事を示す根拠が必要だと主張した。議長は第3条の規定に則り、議員の品位を損なう行為である可能性を指摘しつつ、今後の審査会で詳細を検討することを強調した。
次に、議員なり手不足解消調査特別委員会に関する議題が取り上げられた。議会運営委員長の報告によれば、この委員会は庄内町議会の議員なり手不足問題を扱うための調査報告書を具現化することを目的とするものである。これに関し、目的や期間、委員について説明がなされ、全員協議会での決定が求められた。また、具体的な施策を実施するための「実行部隊」についても意見が交わされた。
さらに、リモートワークのルール決めについても議論があり、12月の定例会までにルールを整備する予定であることが伝えられた。
会議は議長のまとめで閉会され、出席議員は今後の議論に対する意見を交流する場を持つことを確認した。最後に、参加者全員が議題の重要性を理解し、意見交換を行ったことが強調された。今後の議会運営や倫理の遵守が期待されている。