令和4年1月26日、庄内町役場議事堂にて、令和4年第1回庄内町議会臨時会が開会した。地域の議員が出席し、重要な議題が審議されました。
最初に、議会運営委員会の報告が行われ、今回の臨時会では「令和3年度庄内町一般会計補正予算」が主要な議題として扱われることが確認されました。議会運営委員会委員長の齋藤秀紀氏は、「本臨時会の運営について協議した結果、議案としては1件と報告した。」と述べました。特に注目されたのは、今のところ住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金や、新型コロナウイルスワクチン接種の経費の追加支出など、地域住民への直接的な支援が含まれていることです。
続いて、予算の内容について説明がありました。町長の富樫透氏は、「今回の補正予算においては、歳入歳出の予算をそれぞれ約3億3千万追加し、トータルで132億3千万となる。」と強調しました。この補正で特に注目される点として、住民税非課税世帯向けに1世帯あたり10万円を給付する施策があり、小野一晴議員からは申請の際の不正受給についての懸念が示され、それに対して税務町民課長が必要な審査を行うと説明しています。
加えて、除雪業務の重要性も議論されました。特に、豪雪による道路状況についての報告があり、これからの除雪体制が強調されました。建設課長は、「除排雪の優先順位を考慮し、通学路の安全確保を最優先とする。」と説明し、子どもたちの通学に対する配慮が求められる中で迅速な対応に努める意向を示しました。
議会では他にも、工事や製造の契約状況に関する報告も提出され、変更契約2件が説明されました。これらの報告を通じて、議員たちは地域の透明性を高めるための取り組みが進んでいることを確認しました。
最終的に、これら全ての議題が審議され、議案第1号「令和3年度庄内町一般会計補正予算（第11号）」は原案通り可決されました。本臨時会は、議員および町の行政が直面する課題に立ち向かうため、意義のある会議となりました。