令和5年6月13日、庄内町議会定例会が開催され、重要な議題が議論された。
特に焦点となったのは、「食料・農業・農村基本法の見直しに関する請願」だ。産業建設常任委員会委員長の加藤將展氏は、請願審査報告を行い、全会一致で採択されたと伝えた。この請願は、法改正に向けた多角的な施策を求めており、農業振興と農村振興の両立を強調する内容である。
次に、議案第55号「庄内町教育委員会委員の任命について」が提案され、町長からの説明があった。現委員の梅木均氏が引き続き任命されることとなり、こちらも質疑を省略し、異議なく決定された。
さらに、19件もの農業委員会委員の任命について議案第56号から第74号までが一括採決され、全て原案通りに賛成全員で決定した。これにより、農業委員会の体制が強化され、地域農業の振興に資する見込みである。
次に進み、庄内町固定資産評価審査委員会の委員選任についても数件が提案され、これを原案通りに可決した。具体的には、齋藤信哉氏や菅原恵美子氏、佐藤一氏が新たに選任された。
最後の議題として「議員派遣について」が取り上げられ、こちらも異議なく決定が下された。議会運営委員会からの報告では、議事日程の追加や請願の意見書案提出についても報告があり、議会の運営が透明であることが示された。
閉会の挨拶では、町長が今後の施策について町民の声を反映しながら進めていくと述べた。また、重要なテーマである食料の安定供給についても今後の課題として認識されている。このような積極的な取り組みの中で、今後も庄内町のまちづくりが進んでいくことが期待される。