令和5年第6回庄内町議会定例会が12月5日に開会した。議題には、町営住宅漏水に係る和解や損害賠償額の確定を報告し、各種補正予算や条例改正案が上程された。
開会に先立ち、議長の石川保氏が町内で育った花を使用した花のアレンジメントを紹介。続いて、議会運営委員会委員長の小野一晴氏が、本定例会に付議された事件は19件であり、一般会計補正予算を含む各会計補正予算が5件、条例制定が6件あることを報告した。また、町営住宅の漏水問題に関する和解金額として7,159円を支払う旨が説明された。
阿部利勝議員は漏水による劣化状況について詳細な説明を求めた。建設課主査の鶴巻光康氏は、漏水の発見から修繕までの経緯を説明。さらに、漏水が発生した場合の今後の対応や環境対策について、他の住宅でも同様の事例が起きうるため、注意深い対応が必要であると強調した。
続いて、各種補正予算が審議された。令和5年度庄内町一般会計補正予算の内容では、人事委員会の勧告に基づく人件費の追加が重要なポイントであり、県職員の給与改定が町職員にも適用されることが確認された。特に、初任給や期末手当の見直しが行われる。
最後に、議案が可決され、閉会が宣言された。議会参加者は、町の行財政状況や政策の動向に関心を持ち、活発な議論が行われたことに満足している様子であった。また、今後の議題として、郵便局の業務委託や新たな育成事業の基準改定への期待が高まっている。