令和3年9月17日に開催された全員協議会では、ペーパーレス化や女性模擬議会に関する重要な議題が取り扱われた。
議長の吉宮茂氏は冒頭に、ペーパーレスの検証については各常任委員会で報告書をまとめる方針を示した。議会運営委員会委員長の齋藤秀紀氏は、「ペーパーレスの検証を進める中で、各常任委員会に調査目的や課題を踏まえてまとめてほしい」と述べ、検証内容の具体性が求められた。特に常任委員会における議論や意見集約が重要であると強調され、期間についても議会運営委員会内での意見を踏まえた方針が議論された。
鎌田準一議員は、検証項目の具体性が不足している点を指摘し、明確な指針がなくては進行が難しいことを訴えた。これに対し、齋藤氏は「それぞれの常任委員会で検証内容が異なることは理解するが、各々が課題を持ち寄り、それを全員協議会でまとめて共有する形を採りたい」と回答し、方向性をセットした。
次に、女性模擬議会についての協議が行われ、小野一晴氏がスケジュールの調整や公募のあり方について説明した。新たな女性リーダーの育成を目指し、参加者の公募や選考について段階的に進行する意向が示されたが、齋藤議員からは具体的な選定基準や進行内容に関する質問が挙がった。小野氏は、基本的に10名程度の参加を想定しているが、人数や内容によって調整が必要であることを説明した。
さらに、その他の議題として新型コロナウイルスに関連した議論も交わされた。県外視察時の行動ルールについて、加藤議員が文書化の必要性を提起し、鎌田議員もその考えに賛同した。議長は、「急な検討事項であり、後日紙面で内容を整理する案もあったが、現状では会議録として問題ない」と述べ、全員の理解を確認しつつ議論を締めくくった。
全体として、必要なルールの策定や意見集約が求められることが強調され、さらなる議論や意見交換が継続されることになる。