令和3年5月11日に開催された第4回庄内町議会臨時会では、様々な議案が審議された。
議案第38号では、令和2年度の一般会計補正予算が提案され、歳入歳出それぞれに2億2394万9000円が追加され、総予算額は158億9976万9000円に決定した。町長の原田眞樹氏は、「特別交付税、基金積立金等の増減により予算額の変更が必要であるため」とその理由を述べた。
また、議案第39号においては、庄内町税条例等の一部を改正する条例が設定される必要性が報告され、これにより非課税限度額での国外居住親族の取り扱いや、各種申告書の電子提出に関する規定が見直されることになった。税務町民課長の秋庭孝司氏は具体的な内容を説明し、「個人の住民税の非課税限度額の見直しを含めて、税制改正への対応を行う」と述べた。
その後、道路の認定が進められ、約106mの新しい町道(興野4号線)が認定された。これに関しては「地元住民の協力を得て管理していく」と建設課長が強調した。
さらに、令和3年度の一般会計補正予算(第2号)においては、若者のUターン支援事業など新型コロナウイルス影響に即した施策が強調され、地区の実情に合わせた柔軟な対応が求められた。議会の各議員からは、これら施策の具体的な運用方法や今後の進め方について多くの意見が寄せられている。