令和元年12月10日、庄内町役場議事堂にて第4回庄内町議会定例会が開会し、出席議員は15人であった。議長が開会の挨拶をした後、本定例会の議事日程が確認され、様々な報告と請願が審議された。中でも特に注目されたのが、自動車事故に関する和解と損害賠償に関する報告だ。
この件について、原田町長は事故による賠償額として21万9,087円の支払いが決定したと報告した。事故は公用車による後進時に起こったものとされ、発言を受け、工藤範子議員が再発防止の指導方針と、運転手の過去の運転記録について質疑を行った。これに対し、総務課長は交通法規の遵守と交通事故防止に向けた指導を継続的に実施しているとの見解を示した。
さらに、今回の定例会では令和元年度の補正予算案も議題に上がり、一般会計について3,360万円の追加が決議され、町の財政運営が強化される運びとなった。また、職員の給与改定、農業振興に関する規定も改正され、地域の農業発展が期待されている。このような状況の中で、若者の定住促進策についても具体的な進展が見られ、個人助成の機会が増大する見込みの報告もあった。
議員たちは、急成長する庄内町において、今後の発展を見据えた施策の重要性を強調し、地域住民の生活向上を図る方針に賛同した。特に農業振興や防災体制の強化については、今後の施策設計において重要な議題として取り組む必要があるとの見解が示された。
この定例会では、議案118号「地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例」などの条例案も可決され、さらなる行政の効率化が期待される。全議案は可決され、新たな政策の一環として実施される予定である。議会は散会を迎え、今後の活動における方向性と住民との信頼構築が再確認された。