令和3年7月27日に開催された庄内町全員協議会では、町立図書館整備工事に関する重要な報告と協議が行われた。
町長の原田眞樹氏は、猛暑が続く中での健康管理の重要性を指摘し、新型コロナウイルス対策にも言及した。オリンピック開催に伴い、選手たちへのエールを送った後、図書館整備に関する報告に移った。特に、入札が不落となった原因を明確にするため、社会教育課長が詳細に説明を行った。
社会教育課長は、入札における鉄骨金額の高騰やウッドショックが影響していると述べた。入札結果では、2回の試みでも応札者が現れず、不落に終わったため、金額調整や設計変更が必要とされている。具体的には鉄骨工事価格が約150%上昇し、その他の工事も大幅な価格上昇を示している。これにより、約2,100万円の差額が生じており、補正予算が必要であると強調した。
五十嵐啓一議員は、不落の後処理について質問した。入札方法の見直しや、第一回の不落業者に対する参加も容認する意向があることを確認した。再入札に向けた条件付き一般競争入札の案も示され、町内の業者を含む参加を認める意向があった。建設課長は、設計変更により新たな積算が行われると語った。
その後、町長はコロナウイルスに関する最新情報と町民へのワクチン接種の進捗を説明し、新型コロナウイルス対策が地域における大きな課題であると再確認した。また、議会において過去の出来事や次の選挙についても触れ、住みやすい町づくりの重要性を強調した。議長の吉宮茂氏は、町民への感謝の意を表明し、町の未来に向けた意見を求めた。
議会では、余目まつりの開催についても議論がなされ、参加議員からはコロナ対策を考慮した上での慎重な開催が求められた。また、議会のペーパーレス化についても意見が交換され、議員間での技術的な対応や理解を深める姿勢が求められた。特に、各議員が自らの意見を基に議会運営を進める重要性が強調され、議論が続いた。
このように、庄内町の全員協議会では、図書館整備工事に関する重要な報告と意見交換が行われ、今後の進展に期待が寄せられている。