令和3年4月27日、庄内町議会の全員協議会が開催された。この協議会では、山形県縦断駅伝競走大会や経済状況についても言及され、特に議員のなり手不足解消に向けた調査報告書が主要な議題として取り上げられた。
議長の吉宮茂氏は、地域の活力を示す指標として駅伝競走大会を例に挙げ、活力ある地域を築くための議員の役割について語った。また、庄内町における新しい試みや地域おこし協力隊の活躍など、地域の発展に寄与する事例を挙げ、参加議員に地域活性化に対する意識を呼びかけた。
次に、庄内町議会議員なり手不足解消調査特別委員会の調査報告書が議題に上がり、各議員が自由に討論を行う時間が設けられた。ここで齋藤秀紀議員は、議員定数や報酬について質問し、実を採ることの重要性を強調した。彼は、前回の報告書が示す条件の下で、議員人数12名、報酬28万円が適切であるとし、議会における結論の重要性について意見を述べた。
一方、小野一晴議員は、地域の声をしっかりと反映させるためには、議員数は14人が適正であり、報酬についても見直す必要があると述べた。議会の方向性として、報酬は24万円に設定すべきとの意見も出てくる中、委員長が調整役となり、整合性を保ちながら議論が進められた。
最終的には、委員会での討議を経て、採決の結果、議員の定数は「14人」、報酬は「24万円」に決まった。この結果は、議員の活動と地域の発展に向けた大きな一歩と評価され、今後の議会活動に寄与することが期待される。また、議長は今後も地域のニーズを考慮し、議員の報酬や活動をより良いものにしていく意図を示した。
本日の議会では多様な意見が交わされ、これまでの慣習に囚われずに新たな考え方が模索された。このような議論が今後の地域活性化に繋がることが期待される。