令和3年第7回庄内町議会定例会の2日目が開催された。主な議題は、令和2年度の各種決算案だった。これらの議案は、町民が納めた税金の使い道を示しており、町の財政状況を示す重要な資料でもある。特に一般会計の歳入は158億に上り、経常収支は98.9%を記録したと報告された。最新のデータに基づき、議論が展開され、各部局が提案者として説明に立っている。
また、今回の会議では特に、出産祝い金の見直しや学校給食の無償化についても議論に上がり、町として子育て世代が住みやすい環境を整える必要性が強調された。町長は、「給食費の無料化を目指す」と述べ、具体的には、全ての新生児に対して金銭的な支援を提供する考えを示した。内容については検討を進め、町民の声をしっかりと受け止めた取り組みをしていきたいとの意向を示した。
この他、債務削減についても触れられ、町は今後4年間で160億円の借金を減らす方針を掲げた。予算執行率を向上させ、効率的な財政運営を行っていくことを町長は表明した。企業誘致に関しても、「プロジェクトチームを立ち上げ、町の魅力を実感してもらう計画を進める」とも述べ、具体的な方策についても言及があった。
最後に、議論に上がった大規模盛土についての安全性についても説明があり、定期的な点検を行っているため危険度は非常に低いとの報告がされ、町民の不安を和らげるような意図が感じられた。議員からはホームページ等での情報提供の充実も求められた。このように、多くの議題に対する議論が交わされ、町の将来を見据えた様々な方策に検討が進められた会議であった。