庄内町議会の令和4年第3回定例会が6月3日に開催され、さまざまな議題が取り上げられた。本会議では、特に「まちなか温泉駐車場」や「響ホールの舞台照明改修事業」が重要とされ、議員たちから活発な質疑が行われた。
澁谷勇悦議員が初めに質問したのは、まちなか温泉に関する駐車場の利用についてであった。特に、旧アピアショッピングモールの売却先との調整が必要であり、そうした情報が出ており、駐車場に関する議論が急務であると述べた。この点について、町長は駐車場がまちなか温泉の生命線であり、その確保に全力を挙げるとの意向を示した。
また、庄内たがわ農協との調整も議題に挙がり、農協が所有する土地の譲渡についても検討が進められている。町としては、この譲渡が温泉経営に与える影響を最大限配慮しながら、交渉を進めている状況にある。
企業誘致やブランド化プロジェクトの見直しについても議論がされ、この中で中小企業へのデジタル化推進支援が不可欠であるとされた。デジタル化は現代のビジネスにおける重要な要素であり、町長はその重要性を再確認し、新たな施策を打ち出す意欲を示した。特に、デジタル技術を活用した事業の変革に重点を置き、中小企業が成長するための環境を整える必要性が叫ばれた。
釘宮議員からは響ホールにおける舞台照明の改修事業に関連する費用に関する質問があり、主に機材代や工事費について、なぜ如此の経費がかかるのかが議論された。教育長からは、総額約2億円の予算案が提示されるとともに、その必要性と特殊性への理解が求められた。