令和4年第5回庄内町議会定例会が9月6日に開会した。議題には、工事や製造の請負契約状況の報告、いくつかの請願、令和4年度の補正予算案などが含まれている。議長である石川 保氏は、出席議員の確認後、議会運営委員長の報告を受けた。議会運営委員長の小野一晴氏は、18件の案件があり、その中には令和3年度の決算認定や各会計の補正予算が含まれていると述べた。
今回の定例会では重要な請願が2件提出された。まず、請願第1号は「水田活用の直接支払交付金」の見直しを中止し、農家への支援策強化を求めるものである。請願者からは、「政府の交付金対象から外れる農家が増える」との懸念が示され、農業の安定性を保つためにも支援強化が必要と強調された。
次に、請願第2号は消費税インボイス制度の実施中止を求めるもので、特に中小事業者や農業者への影響が懸念されている。紹介議員の小野一晴氏は、インボイス制度が中小企業の経営に悪影響を及ぼすと述べ、多くの団体がこの制度に中止や凍結を求めていることを強調した。
多くの議員が両請願案について質疑や意見を交わし、特に農業支援の必要性や、消費税制度による不公平感が強調された。請願案はそれぞれの常任委員会に付託されることが決定した。