令和5年7月20日、全員協議会が開催され、重要な議題が取り上げられた。
この会議では、昨年11月に発生した余目字町の建物火災についての後片付け状況が報告された。建設課長によると、火災後の片付け作業は7月8日に実施され、その結果、周囲の道路が通行可能な状態に戻ったとのこと。また、敷地内の処理も順調に進んでいる意向が示された。
次に議論されたのは、6月の定例会の振り返りであり、議会運営委員会委員長の小野一晴議員が、議会における質問内容の整合性や、議員の質疑応答のかみ合いについて説明した。「質問と答弁がうまくかみ合わない場合があることから、議長からの指摘があり、今後の改善が求められる。」と述べた。
さらに、町民と語る会の持ち方についても意見が交わされた。議会運営委員会では、地域別に班を編成し、地域住民と議員が直接意見交換を行う場を設けることに関心が寄せられた。この取り組みは、地域の多様な声を反映させることを目的としている。
また、議論の中で緊急時の連絡手法としてのグループLINEの導入が提案された。副町長の樋渡満氏が、災害時の連絡手段としてLINEを利用することの意義を強調した。特に、災害対策本部設置時には、迅速な情報共有が求められるとの認識が共有された。
その後、議会広報についての話題も上がり、過去の事例に基づき、透明性を確保するために氏名の公表が必要であるとの意見が出された。この件に関しては、一定の議論を経ても答弁がまとまらず、全員協議会の中で意見の違いが見受けられた。加藤將展議員は、自身の名前の公表に対し強い反発を示し、議会広報の内容が不公平であるとクレームを付けていた。これには他の議員からも賛否の意見が飛び交い、意見の対立が見られた。
このような議論が交わされている中、今後の全員協議会は、定期的に行われることが決定された。次回は8月21日とされ、その際にはさらに具体的な議題を議論する予定である。