令和4年12月定例会(第7回)の会議が行われ、様々な重要な議題が扱われた。特に注目されたのは、防災に関する計画の見直しと、庄内町での子育て支援の強化についてである。
まず、防災計画について、伊藤和美議員は訓練の評価と改善策を問いかけた。町長は、総合防災訓練の実施結果を報告し、参加者からは好評だったと伝え、今後は定期的に避難所運営マニュアルの見直しを行い、町民の防災意識の向上に努めると強調した。また、避難所運営に関しては多くの町民の声を反映させる必要があるとも述べた。
次に、庄内町の子育て支援については、伊藤議員が具体的な施策の必要性を訴えた。特に、産前産後のサポート体制の強化が求められ、町長は「子育て支援センターによる支援が重要」とし、今後の取り組みを進めていく意向を示した。
また、高齢者向け肺炎球菌ワクチンの接種に関しても国の方針を踏まえ、助成の拡充が必要であるとの意見が出た。これに対し保健福祉課長は、国からの具体的な指示や推奨がまだ不透明なため、町独自の施策について検討を進めると答えた。
続いて、民生委員・児童委員の役割とその不足問題についても議論された。人手不足の理由には業務内容の重さがあると指摘され、補助者の導入や業務の重点化が必要とされる意見があった。町としても、委員が担う負担軽減を考えながら進める必要があると議論が交わされた。
老人クラブの活動についても話題に上がり、加入者数の減少とそれに伴う魅力づくりの必要性が強調された。活動内容の見直しにより、再び地域での結束を強めることが大切であるとされ、今後の取り組みが求められている。
最後に、融雪対策に関する事例が紹介され、執行された予算の有効活用についても問われた。卸雪パイプなどの効果的な設置を通じ、雪の低減対策が期待される。
この会議録では、防災、子育て、地域支援、健康施策など多岐にわたるアジェンダが取り上げられ、町の成長に向けた協議が行われた。今後、実行する政策が地域社会にどのように影響を与えるか注目される。