令和元年6月11日、庄内町役場で令和元年第2回庄内町議会定例会が開催され、15名の議員が出席した。この日の会議では、交通安全や財政、地域振興など幅広いテーマが議論された。
まず、町長から自動車事故に関する報告がなされ、事故に伴う和解及び損害賠償額の確定について言及された。事故は町職員が運転する公用車によるもので、損害賠償として39,982円が支払われる。また、交通安全の講習についても質疑が交わされ、議員は職員の安全意識を高める方策を求めた。
次に、核兵器禁止条約に関する請願についても討論がなされた。庄内町非核平和都市宣言に基づき、核廃絶に向けた取り組みが求められた。紹介議員は「核は人類にとって悪であり、早急な署名が必要」と強調し、他の議員も支持を表明した。
また、平成30年度予算の補正案において、厳しい財政状況が反映された。町長は「国からの補助金が減少しているため、道路整備等に困難が生じている」と説明した。土地の造成や公共事業の進捗も影響を受けていると明言した。
議案第39号では、一般会計補正予算が承認され、同第40号では税制改正が報告された。これにより、特に低所得者世帯に対する配慮が必要とされる。議案第54号では、新庁舎の情報ネットワーク構築に関する契約が議論され、新たな技術導入について慎重な審議が求められる場面もあった。
議会終了後、他の議題に関しても活発な意見が飛び交い、特に行政の交通安全対策や地域経済の振興への期待が寄せられた。今後の施策における透明性や市民への周知徹底も重要視されている。