庄内町では、令和2年度から小学校において新学習指導要領が全面実施され、プログラミング教育が必修化される。
教育委員会は、町内の教員研修を充実させる方針だ。プログラミング教育が始まる背景には、社会のICT化が進む中で、子どもたちに論理的思考を身につけさせる必要があるとの認識がある。具体的には、来週の19日に町内で行われる研修会で、教員全員がプログラミングを体験する機会を設けている。
また、児童虐待防止対策についても、職員や保護者への周知を図り、地域連携が強化される模様だ。今年度は乳幼児健診において、支援が必要な家庭には保健師が出向き、支援の手を差し伸べていく。
さらに、町内にある庄内余目病院の建て替えについても進展が見込まれている。病院側は移転の意向は無く、現在地での建て替えを希望している。町としてもこの方向性を後押しする意向で、施設の周辺に医療・介護ゾーンの整備が計画される可能性がある。これにより、より多くの医療サービスの充実が期待されている。
また、東京庄内会の総会に関する経費についても議論された。この総会には今年度、定年退職する管理職3名が出席し、町から約8万1,000円の費用が支出された。この事業の費用対効果については、特に明確な検証は行われていないとのことだ。「管理職に限定せず全職員としてはどうか」との意見もあり、検討が必要とされている。
さらに、緊急時に備えた避難体制の強化も求められている。特に、熱中症対策については例年の訓練でも課題が見受けられ、扇風機や涼しい場所の確保が重要視されている。要配慮者の避難誘導やバリアフリーの整備が進められる必要があり、この点についても今後の検討が期待される。