令和3年12月10日、庄内町定例会の中で、児童虐待やひきこもりなど様々な社会問題が議論され、対策が求められた。
最初に、児童虐待問題に対する取り組みが強調された。最近の報告によれば、庄内町における児童虐待の通告件数は34件、認定件数は10件に上った。町は、児童相談所や教育機関と連携し、虐待防止の組織的な取り組みを進めていると説明された。具体的には、情報共有を密にし、家庭訪問や相談窓口の充実を図り、発見・対応の迅速化を目指す方針であることが強調された。
次に、ひきこもりに関する現状と対策が論じられ、地方のひきこもり問題に対処するための特別なプログラムが導入された。相談支援を強化し、地域の特性を生かした取組が求められ、地域全体で子どもの成長を見守る姿勢が貴重だと指摘された。外部の支援者と連携し、相談の際には心のケアが重要であるとの認識が共有された。
第三に、町道の維持管理についても話題になった。特に防雪柵の設置に関しては、長い間要望が出されているが、適切な整備が進んでいる状況にあることが確認された。その一方で、必要な箇所に適時整備が行われるように、今後も町のロードマップが必要であるとの指摘があった。これらの防災対策は、町民の安全と生活の質を守るためには欠かせないものである。
また、北月山荘及び周辺の観光資源についても取り上げられた。利用促進策や新規イベントの企画が進んでいるが、町民の協力も欠かせない。特に、地域資源を活かした観光事業の展開が期待されている。春の合宿事業などは地域振興にもつながる可能性を notedし、今後のアクションが望まれる。
モータースポーツに関する取り組みも言及された。自動車やオートバイのイベントは、一部のファンを総動員し、地域外からの集客にもつながる取り組みとされている。特に、地域特有の魅力を生かした観光との相乗効果が期待されており、観光推進と地元の産業活性化を図るべく、戦略的な取り組みが必要である。
最後に余目・立川中学校の魅力や課題についても意見が交わされ、特に地域とともに子どもたちを育てる取り組みが強調された。交流活動を通じて地域理解を深め、学校運営や教育の質を向上させる努力が今後の方針である。