令和4年6月定例会では、文化芸術交流人口の現状や課題、いじめ防止策についての議論が行われた。特に岸洋子記念館の設立は重要なテーマとなり、彼女の功績を広める機会としての意義が強調された。多くの市民が彼女に敬意を表しており、名誉市民としての認識も進む中、その記念館設立の必要性が議論されている。議員は、岸氏が抱いた影響力の強さを考慮し、彼女を記念する場所の設立を提案した。表现された意見に対し、市長は慎重に考える意思を示し、様々な観点からの検討が求められた。
また、プラスチック資源循環促進法の施行についても重要な話題となった。市はこの法律を受けて、プラスチックの使用を抑制し、分別収集を推進する姿勢を確認した。しかし、自治体間での協力や国からの財政支援の必要性が指摘され、酒田市内のプラスチックごみの分別回収については、今後の対応が求められる。特に新たな法律の施行に伴い、全市的な協力が不可欠であり、広域行政組合との連携も必要である。
いじめに関しては、2021年度の件数が増加しているとの報告があり、特に小学校での増加が見られた。教育長は、いじめ重大事態への適切な対応や調査方法の重要性を強調した。教育委員会は、教員とともにいじめの認知を高め、学校全体での周知徹底に取り組んでいる。
市民に対しては、岸洋子氏に関する資料などを常設で展示する日本全国に誇れる文化的価値を伝えていくことが重要であり、文化芸術による地域貢献が期待される。栄養士らで社会連携を強化し、いじめの影響を軽減していくことが、それぞれの課題への取り組みとして大切な部分である。今後の施策にこれらの議論の結果が反映されることが期待されている。