令和元年9月17日、酒田市議会が開催された。
この臨時会では、公共施設の災害復旧に関する予算補正が主なテーマであった。市長の丸山至氏は、自らの再選を受けて任期を開始し、市民や支援者への感謝の意を表した。また、議会が承認した令和元年度酒田市一般会計補正予算（第3号）の約758万5,000円の増額についても発表した。この補正予算は、運営経費や給付金などが含まれており、特に幼児教育・保育無償化に関わる事務経費の増額が強調された。
丸山市長は、報告内容や補正の意義を説明する中で、災害復旧費用の計上が必要だった事情を詳述した。具体的には、6月18日に発生した山形県沖の地震による影響である。
さらに、議席の変更も行われ、阿部秀徳議員や齋藤直議員が新たに常任委員会に選任されることが決定した。田中廣議長が進行したこの会議では、全職員の協力によって円滑な運営が期待された。特に、教育関連の議案が多かったのが特徴的である。
議事日程には、報第12号から報第17号にかけて、いくつかの損害賠償に関する事項が上程された。丸山市長は、これらが地方自治法に基づく専決処分で行われていることを説明した。このプロセスは重要な手続きを経て承認されるとのことで、実施に向けた今後の取り組みが求められる。
また、条例の改廃に関する議案も提出され、子ども・子育て支援に関連する取り組みが強調された。これは地域の未来を担う誰もが育つ環境を保つためには不可欠であり、議員たちの合意を得られた様子である。
最後に、田中廣議長は会議の終了を宣言し、次回会議の日程も設定した。議会運営の更なる改善が期待され、今後の議論の進展が注目される。