令和4年3月の定例会が開催され、議員からの一般質問が行われた。
主に難病児童への支援策について、遠田敏子議員が提起した。具体的には、市内における難病を抱えた児童の現状や、通院の負担、院内学級との連携について尋ねた。
これに対し、齋藤一志教育次長は、難病治療児童の現状把握のために、保健師が家庭訪問を行うほか、学校との情報共有や心のケアをすることに取り組んでいると述べた。また、支援が行き届いているのは財政が厳しいことを意味するとの発言があり、支援策の重要性が強調された。
続いて、市民の健康寿命延伸に関する質疑も行われた。高齢化社会において健康寿命を延ばすため、特定健診受診促進の取り組みが紹介された。市民が健康診断を受ける重要性や、その受診率についても触れられ、新たな啓発活動の必要性が指摘された。
不妊治療に関する質問も行われ、市長や関連部署が保険適用拡大を受け、支援体制の強化に努める方針を明らかにした。これは、地域の少子化対策につながるとして期待されている。また、簡素な医療機関へのアクセスも重視されており、県外治療に関する支援についても言及された。
さらに、スクール・コミュニティの推進についても議論され、教育委員会は地域の連携を深め、子どもたちにとって最良の教育環境の実現を目指していると述べた。地域プロデューサーを配置する方針があり、学校と地域との結びつきを強化することが計画されている。
スポーツ振興の取り組みも報告された。特に高齢者向けの運動習慣の向上や施設整備の重要性が強調され、屋内の運動スペース不足に対処する新たな会話も生まれた。また、ニュースポーツの促進としてモルックやフロアカーリングの取り組みも言及され、市民への普及活動が進められている。
除雪対策については、ボランティアの確保や地域内の協力体制の維持が求められた。特に高齢者支援の観点から、地域での助け合いの重要性が強調された。今後も地域に根差した支援策を進める必要がありそうだ。