令和4年10月3日の酒田市定例会では、山居倉庫の保存活用計画と公共施設の適正化に関する議論が行われた。
最初に、山居倉庫の保存活用について、後藤仁議員は、「山居倉庫保存活用計画策定委員会の役割」や「市民参加の在り方」について質問した。教育長の鈴木和仁氏は、保存活用計画が文化庁の指針に基づいて策定されており、今後も市民の声を反映させていく重要性を強調した。特に、保存活用計画に基づいて整備事業を進める必要性について触れ、市民参加のワークショップを開催する計画があることを述べた。公民連携の重要性にも言及し、地域住民の意見を受け入れる姿勢が求められている。
次に、公共施設適正化基本計画について、後藤議員は「公共施設適正化第1期の進捗状況」や「第2期対象施設の規模」について質問した。前田茂男総務部長は、公共施設適正化実施方針が順調に進んでいるとし、特に66施設の進捗が良好であることを報告。令和7年度からのアクションプランが具体的に進められる見通しであることを明らかにした。
さらに、抜本的な改善が求められるトイレ整備の重要性、高齢者や障がい者に配慮した環境が求められるとの意見があり、今後の施策に反映されるべきであるとの見解が示された。