令和4年9月30日、酒田市の定例会において、人口減少問題や子育て支援をテーマにした一般質問が行われた。議員らは、結婚支援の重要性や子どもを産み育てたい環境づくりについて強調した。特に、結婚サポートセンターの役割について言及され、市内での婚姻件数の減少が続く中、出会いの場の提供が急務となっていると示唆された。
また、地域子育て応援団事業に関しても、その支援の継続が期待されている。健康福祉部長は、妊産婦や乳幼児支援を目的にした子育て世代包括支援センターにおいて、母親や家庭が抱える悩みを軽減する取り組みが行なわれていることに触れた。さらに、地域の支援を受けながら、子育て世代への支援体制を強化していく方向性が示された。
内水氾濫の問題についても議論された。市の排水能力向上のため、札谷地排水路の改修が進められているが、河川への流入調整を行う樋門の対策も重要とされている。市側は、県との連携を強化し、被害を最小限に抑えるための工事進行を目指すとした。
最後に、防災対策における女性職員の役割やトイレ対策について話題に上がり、より多くの視点からの対策強化が求められている。
今後も、街の未来を担う子どもたちが健やかに育つ環境を提供すると共に、結婚や子育てに対する意識向上の施策を進めていく必要がある。