令和4年6月13日に開催された酒田市の定例会では、主に税条例や介護保険条例、国民健康保険税条例などの改正が審議されました。
特に議第47号の酒田市税条例の改正については、地方税法等の一部改正に伴うもので、住宅借入金等特別税額控除の延長が含まれています。この改正は個人住民税に影響するものであり、委員会では原案を可決することが提案されました。
また、江口暢子民生常任委員会委員長は、酒田市介護保険条例の改正についても報告しました。この改正は、国の財政支援の期間延長に伴い、介護保険料の減免について所要の改正を行うもので、議員からは新型コロナウイルスの影響も考慮に入れる必要があるとの意見がありました。
さらに、議第46号の令和4年度一般会計補正予算は、新型コロナウイルスワクチンの接種体制確保に向けた予算増額が大きなポイントです。この補正予算により、トータルで5億5,527万8,000円増額し、568億7,933万2,000円となる計画が承認されました。
会議の中で、安藤浩夫議員は、令和4年度水田活用の直接支払交付金の見直しについて懸念を表明しました。コロナ過での米価の低迷といった困難な状況を踏まえ、交付金の対象を拡大し、農家を支援する必要性が強調されました。また、この請願が採択されたことにより、農業政策への見直しが求められています。
最後に、全ての議案は異議無しで原案通り可決され、次回の会議は翌日の午前10時から行われることが告知されました。