酒田市議会は令和5年4月27日、新たに臨時会を開いた。
今回の会議では、様々な議案が討議された。具体的には、専決処分された事項の報告や、令和5年度の一般会計補正予算、特別会計補正予算などが中心であった。
冒頭、高橋千代夫議長が会議を開会し、出席議員を紹介した。特に目を引いたのは、一般会計の補正予算に関する提案だ。丸山市長は、一般会計の予算が5億4,351万6,000円増額され、558億3,913万円になると説明した。これは低所得世帯への給付金や小中学校の感染症対策のためである。
また、同市長によれば、マイナポイントの申込支援業務を継続するための経費も計上され、これは特に国庫支出金によって支えられるという。また、定期航路事業については、乗客の利便性向上のための補正が行われ、合計2,408万3,000円の増額が決定された。
さらに、議第41号や議第42号において、介護保険条例及び国民健康保険税条例の改正も承認された。これは新型コロナウイルス感染症に伴う特例措置として、介護保険料の減免適用期限を延長するものである。
質疑応答の時間には、特に異論は出なかったため、そのまま討論に入った。討論でも議案の承認を求める声が多く挙がり、全ての議案が原案通り可決された。
続いて、高橋議長が酒田市固定資産評価員の選任について議題に上げた。提案者の丸山市長が説明し、田中洋志氏を後任に選任することに同意を求めた。これもまた異議なしの結論に達した。
最後に、高橋議長は、会議のすべての議案が成立したことを宣言し、臨時会を閉会した。議会はこの日、実に重要な数々の決定を下した。これにより、酒田市の行政運営に関わる重要な施策が進展することが期待されている。