酒田市は令和5年10月16日の定例会で、様々な施策や予算について審議を行った。
本日の会議では、酒田市職員の分限に関する条例改正や
一般職員の給与に関する条例改正についての議案が中心議題に上がった。
委員長報告において、総務常任委員会の齋藤美昭議員が
職員定年引上げに伴う給料減額措置を規定する改正条例が
妥当であると報告した。
また、松本国博民生常任委員会委員長は、葵市民センターで施行される新しい
印鑑登録証明書申請のための条例改正案についても
原案が可決されるべき旨を示した。
一方、補正予算に関する議案も続々と審議され、特に議第57号の
令和5年度一般会計補正予算(第6号)では、約12億円の増額が取り決められた。
この補正内訳は、前年度繰越金の確定や土地改良事業負担金減額をはじめ、
市民生活に直接影響を与える施策が導入されたことを
詳らかに示している。
特に「酒田のまつり」の実行委員会負担金については,
市政研究会の齋藤美昭議員が反対意见を表明し、
赤字補填の増額措置が市民への負担を強いる懸念があると指摘した。
それに対し、市長はこの事業が多くの市民に望まれ、
今後も更なる工夫と促進を図ると回答した。
また、松陵保育園の閉園に関する請願第3号も審議された。
この請願は、保護者及び地域の意見が
考慮されていない点を問う内容であったが、結局は不採択となった。
議長である高橋千代夫氏は、議会革新に関する提言も強調し、
酒田市が市民からの信頼を再構築するための努力を行う意向を示した。
様々な議案が可決され、今後さらに市民に寄り添った施策の推進が期待される。