令和6年1月16日、酒田市議会は臨時会を開催した。
出席議員は25名、全員出席にて会議が進行した。
議長の佐藤猛氏は、会議開始にあたり、1月1日に発生した能登半島を震源とする地震に言及した。
この地震により、甚大な被害が発生し、多くの命が失われたことを深く悲しみ、犠牲者への哀悼の意を表した。
続いて、議事に入る前に、会議録署名議員の指名を行った。
武田恵子議員、後藤泉議員、齋藤美昭議員の3名が指名された。
会期についても決定され、1月16日の1日間とすることに異議はなかった。
次に、令和5年度酒田市一般会計補正予算(第10号)についての提案が行われた。
矢口明子市長は、補正予算の概要を説明し、3億490万円の増額を提案した。
この予算は、国の物価高騰対応のための地方創生臨時交付金を活用した低所得者支援に係るものである。
歳出では、住民税均等割のみ課税世帯に10万円、低所得の子育て世帯にも支給を計上したほか、国庫支出金の増額を見込む。
この旨は、アフターコロナの経済対策として重要であり、委員たちに説明された。
質疑が設けられたが、出席議員からは異議なしとの意見が多数を占めた。
予算特別委員会を設置し、24名の委員によってこの議案を審査することが決定された。
安藤浩夫予算特別委員会委員長が、報告に立ち、議案の結果として原案可決を報告した。
再び質疑を行ったが、これも異議なしと認められた。
最後に、採決が行われ、全会一致で原案が可決された。
これにより、本臨時会に付議された議案の審議は全て終了し、午前10時40分に閉会となった。