酒田市議会が令和3年4月23日に臨時会を開催した。
この日は、会期が1日と決まり、議題には複数の専決事項が含まれている。
議長の小松原俊氏は、冒頭で全議員が出席していることを報告した。
議会では、各議案についての審議が進む中、報第3号の損害賠償額の決定が議題になった。
丸山市長は、昨年発生した公用車の事故に関連し、専決処分による損害賠償について説明した。
市長からはさらに、【酒田市税条例】の一部改正や都市計画税の一部改正についても言及があった。
それぞれの改正は、地方税法等の一部改正に伴うもので、時間的余裕がない中での専決処分とされている。
また、議第46号の令和3年度一般会計の補正予算は、6,756万4,000円の増額が提案され、総額564億5,099万8,000円に達する見込みである。
この補正予算は特に、低所得子育て世帯への給付金と新型コロナウイルスワクチン接種対策が理由として挙げられた。
市長は、歳出の内訳に、ひとり親世帯への生活支援特別給付金を新たに計上したと強調。
また、介護が必要な方々がワクチン接種会場にアクセスする際のタクシー利用料金の補助も盛り込まれている。このような施策は、感染症の影響を受けた市民の負担軽減を図るものである。
議案に対する質疑は実施されなかったが、予算特別委員会の設置には全員の同意が達成された。
その結果、議第47号についても酒田市固定資産評価員の選任は承認され、円滑な議会運営が続けられた。
議長の小松原氏は、全ての議案が議了したことを確認し、臨時会の閉会を宣言した。
議会の日程は無事に終了し、参加者に対する労いの言葉も述べられた。