令和5年7月19日、酒田市議会において、第5回臨時会が開催された。
会議では、出席議員全員が出席し、重要な議案について議論が行われた。
議案は、主に新型コロナウイルス関連の補正予算や小型除雪車の取得に関するものである。
特に、令和5年度酒田市一般会計補正予算(第4号)に関して、丸山市長がその概要を説明した。
この補正予算は、2億3,536万7,000円の増額があり、総額は562億4,904万5,000円となる。
丸山至市長は、「国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、生活者や事業者を支援する経費を計上した」と述べた。
また、低所得世帯への支援給付金の対象を拡大するため、住民税均等割のみ課税の世帯には1世帯当たり2万円の給付を行うことが報告された。
物価高騰の影響を受ける世帯への灯油等購入費支援として、1世帯当たり1万円を追加で給付することも計画されている。
続いて、介護保険特別会計予算の補正についての議論も行われた。
議第53号については、1億1,349万2,000円の増額が提案され、総額は132億9,149万8,000円となる。
この補正は、社会保険診療報酬支払基金からの交付金が確定したことに伴うものだ。
最後に、物品の取得として小型除雪車の更新が議題に上がり、議第54号として提案された。
この採決は原案通り可決された。
丸山市長は市政の最前線での活動を振り返り、「市民感覚を忘れず、公平性や分かりやすさを大切にしてきた」と強調した。
経過報告の後、会議は閉会となり、酒田市議会はさらなる市民福祉の向上に向けて引き続き努力していく意向を示した。