令和3年6月21日、酒田市議会において定例会(第4回)が開かれた。
本日は多くの議案が上程され、特に酒田市税条例等の一部改正や都市計画税条例の改正が注目を集めている。
議論の中で、五十嵐英治議員(総務常任委員会委員長)は、酒田市税条例の改正が地方税の特例延長や軽自動車税に関する見直しなどを含むことを報告した。これにより、地域の課税に影響を与える重要な措置であると評価された。
また、近日中の議論として、米の需給改善や地域の農業支援に向けた請願も上程された。
堀豊明議員(建設経済常任委員会委員長)は、コロナ禍における持続可能な農業の必要性について強調した。新型コロナウイルスが地域の農業に及ぼした影響を測り、農業者支援が急務であるとし、国に対する要望を改めて訴えた。
特に、米価が下落している現状に対して、国が直ちに米の需給環境を改善するために新たな政策を実施する必要性があると述べ、政府の迅速な対応を求めた。さらに、農業者への支援がいかに地域経済を回復させるかについても言及した。
この他にも、介護保険条例や公共施設の整備に関する議案が出され、出席議員からの活発な質問が行われた。今回の会議を通じ、酒田市はコロナウイルスによる影響を受けた地域経済の回復を見据えて、柔軟な政策を模索し続ける意向を示している。
全ての議案に対する討論が終結し、採決が行われた。議案は原案通り可決され、今後の実行に移されることとなった。次回の本会議は、6月22日に再開される予定である。