令和5年2月21日、酒田市議会は第2回定例会を開催し、重要な議題が扱われた。
議長の高橋千代夫氏は、全員出席を確認し、会議が始まる旨を宣言した。
最初の議題は会議録署名議員の指名で、富樫幸宏議員、武田恵子議員、後藤泉議員の3名が指名された。
続いての議題は会期の決定であった。議会運営委員会委員長の齋藤直議員が、会期を本日から3月16日までの24日間と報告。議長は異議がないことを確認し、会期は定められた。
その後、専決事項の報告が行われた。市長の丸山至氏は、報第1号として草刈り作業中に生じた物損事故に関する損害賠償の額について報告した。
続いて、報第2号では令和4年度の除雪費不足への対応として専決処分が行われたことを明らかにした。議員からは、除雪対策費の算定根拠や専決の判断基準に関する質問が出た。これに対し、丸山市長は過去10年の除雪実績を基に予算を組んでいると説明した。今シーズンの除雪が限られたことから疑問の声も上がった。
また、議第2号には令和4年度一般会計の補正予算が含まれた。補正予算は6,590万3,000円の増額が特徴で、総額は602億845万6,000円に達し、主に基金の廃止と市債の繰上償還が関わる。市民サービス向上を図る様々な施策が盛り込まれており、丸山市長は地域経済の成長発展を推進する計画を強調した。
さらに、教育関連の議案や特別会計の補正予算、財政支援策に関する報告も行われた。議会はこれらの案件について質疑応答を行い、議決を進めることが確認された。特に新型コロナウイルス療養体制などの公共サービスが重要視され、議員からは引き続き支援が求められている。
最後に、議長の高橋氏は全ての議事が終了したことを宣言し、散会となった。次回は2月27日に再開される予定である。