令和6年10月10日、酒田市で定例議会が開催され、多くの条例改正案などが審議された。
特に注目されたのが、「指定管理者が作成する事業報告書の提出期限の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例の制定」だ。議長の佐藤猛氏がこの案を紹介し、議第86号として提出された。本案は、指定管理者による事業報告書の提出期限を見直すもので、会議では原案が妥当とされ、可決の運びとなった。
さらに、酒田市土門拳記念館や美術館、松山歴史公園、公民館に関する設置管理条例の改正が相次ぎ提案された。これらの改正案は、施設の使用料改正に関連しており、各案ともに原案通り可決された。
議第97号では酒田市平田B&G海洋センター設置管理条例の改正についても話があり、こちらも原案が可決された。各議案は、施設の使用に伴う料金設定の見直しや、業務の効率化を図る狙いがある。
また、予算特別委員会より令和6年度酒田市一般会計補正予算(第7号)が提出された。予算総額は624億6,494万円で、前年度の繰越金確定と児童手当制度改正に伴う扶助費の増額が主な項目として挙げられた。
この会議では、令和5年度各会計決算の認定についても審議され、すべての会計について原案が可決された。特に、国民健康保険特別会計や後期高齢者医療事業特別会計なども議題に上り、各委員長から詳細な報告が行われた。
最後に、新たに補正予算が提案され、市長の矢口明子氏が説明を行い、本予算の意義を強調した。自然災害に対する対応経費や、選挙関連の経費も含まれており、市の財政運営に寄与する内容が盛り込まれている。特に、今後の取り組みとして、公庫貸付金を使ったキャンペーンなどが今後の市政にどう影響するのかに期待が寄せられる。
議長は、本日の議題をすべて終了し、次回の定例会は10月11日に予定されていることを伝え、議会は散会した。