令和3年7月12日、酒田市議会は臨時会を開催した。
この日は、特に重要な議案が審議された。まず、会期については、議会運営委員会委員長の田中斉議員が報告し、会期を本日1日と決定した。これに異議はなく、即座に同意され、臨時会は本格的に進行する運びとなった。
議題には加えて、損害賠償に関する報告が上程され、丸山至市長から説明が行われた。議第15号では、除雪車による事故に関する損害賠償の額が専決処分されたことを報告した。市長は、これまで経緯を説明し、損害賠償の決定について理解を求めた。
次に、令和3年度酒田市一般会計補正予算に関する議案が議題に上がった。これについても市長が提案理由を述べ、主に生活困窮世帯への自立支援や低所得者への給付金に関する内容が強調された。予算が1億1,238万5,000円増額し、570億679万1,000円とするもので、保育料の無償化や生活困窮者支援などが含まれていることが明らかになった。
また、この臨時会では、土地の処分に関する議案も上程された。土地の処分については、建設経済常任委員会からの報告があり、酒田京田西工業団地の一部を三條物産株式会社に売却することが承認された。土地の売却金額は5,880万円であり、議会議決も求めるとのこと。報告者は堀豊明建設経済常任委員会委員長であった。
審議の結果、土地の処分に関する議案は原案可決となったことが発表され、続いて一般会計補正予算に関しても原案が可決された。評価されるべきことは、これらの議案が、地域の生活を守るための重要な施策であるという点であった。
最終的に、全ての議案が議了し、議長の小松原俊議長は会議を締めくくり、議会を閉会した。議員や市長、関係者へのお疲れさまの言葉が交わされた。今後の施策および市民生活への影響が注視される。