令和6年8月9日、酒田市議会は臨時議会を開催した。議題にはふえた災害対応関連の議案が含まれる。
議長を務める佐藤猛氏は、先月の豪雨災害を受け、被災者へのお見舞いの言葉を述べた。617億を超える補正予算が必要となった背景には、救援と復旧に関わる様々な経費が想定されている。特に、低所得高齢者世帯への灯油購入支援が要点である。
矢口明子市長は、補正予算の概要について述べ、468インチの水道管の復元と、さらなる災害支援の必要性を強調した。また、過去の巨額の支出を反映した数値が求められている。大雨の影響で、50%以上の被害が報告されており、挨拶を受けた多くの関係者に感謝した。さらに、毎年恒例の災害対応についての質疑応答が行われた。
加えて、財政調整の必要性についても多くの意見が表明された。議第70号は災害を受けた地域への入湯税の課税免除について、議第71号は災害弔慰金制度の改正について、それぞれ決議された。
また、新たに田村和徳氏が人権擁護委員として推薦される運びとなった。市議会は、今後も市民と協力しながら復旧活動を続ける必要性が強調された。議会は全議案を原案通り可決し、閉会した。