令和4年4月27日午前10時、令和4年第2回酒田市臨時会が開会された。
開会直後、欠席議員が明らかにされ、定足数に達していることが確認された。
続いて議事日程に従い、各案件が次々と進められた。最初に、会議録の署名議員として齋藤美昭議員、後藤啓議員、冨樫覚議員の3名が指名された。
会期は本日1日のみに決定され、その後専決事項の報告が行われた。市長の丸山至氏は、令和3年10月に起きた公用車事故による損害賠償額の決定を報告し、地方税法の改正に伴う市税条例の改正も含まれていると説明した。
補正予算案は6,739万円の増額を求めるもので、予算総額は563億2,405万円となる。主な理由は新型コロナウイルス対策としての支援金申請延長や、ワクチン接種の準備経費、旧鳥海高原牧場の損壊した施設の解体撤去費の計上である。これらの財源は国庫支出金と繰入金により賄われる。
さらに、酒田市国民健康保険税条例の一部改正案も取り上げられ、課税限度額の見直しが必要であるとのことである。物品の取得については、庁内ネットワーク設備の更新が提案され、総額1億5,738万8,000円での購入が承認される見込みだ。
議案に対する質疑は特に行われず、各委員長の報告も滞りなく進められ、いずれの議案も原案通り可決の運びとなった。最終的に議長により、全ての議案の審議が終了したとの報告がなされ、臨時会は閉会となった。
本臨時会で決定された各議案の内容は、今後の市政における重要な施策となるとみられる。市議会は引き続き、市民の生活安定に向けた政策実施に努めていく意向である。