令和6年9月3日、酒田市議会の臨時議会が開かれ、議題は8件に及んだ。
初めに、議会期間が本日1日と決定された。議会運営委員会委員長の佐藤伸二議員が報告し、異議はなかった。
また、報第14号では、7月に発生した公用車事故に伴う損害賠償の決定が報告された。矢口明子市長はこの専決処分について説明し、地方自治法に基づいて手続きを進めた。
さらに、議第74号から76号では、令和6年度の補正予算に関する議案が提示された。市長は、一般会計予算が20億394万3,000円増額され、614億7,281万1,000円となることを説明した。この増額は、大雨災害への対応、小土木施設や農林業用施設の復旧費用が含まれている。また、水道事業会計と下水道事業会計に関する特別損失の増額も報告された。
このように、経済的な影響を受けた地域社会に対する迅速な対応が求められる。予算特別委員会の委員長、安藤浩夫議員は、原案を妥当とし、全関連議案を可決するように合意が形成されたと述べた。
さらに、議第77号と78号では、地方自治法の改正に伴う条例の整理や個人番号の利用に関する条例改正についての審議が行われた。冨樫覚総務常任委員会委員長が両議案の可決を報告し、議会全体の賛同を得た。これにより、法律の施行に伴う適正な手続きが整えられる。
本臨時議会は全ての議案を審議し、閉会となった。市民生活に密接に関わる事項が多く含まれたことから、今後の動向に注目が集まっている。