令和2年12月17日、酒田市の定例会が開催され、デジタル変革や地域課題の解決に向けた多くの議題が議論されました。
主な焦点の一つは、酒田市のデジタル変革の進展についてです。酒田市では、8月にデジタル変革戦略が提案され、現在はその骨子案が進められています。 齋藤美昭議員は、市が進めるデジタル変革の具体的な施策について尋ねたところ、宮崎和幸企画部長は次年度に向けて市民サービスの向上に資する情報システムの整備を推進する考えを述べました。特に、マイナンバーカードを利用した行政サービスの充実に力を入れ、来年度にはいくつかのデジタルサービスをオンラインで提供する意向があると語りました。
加えて、スーパーシティ構想についても質問がありました。全国の自治体がスーパーシティの指定を目指す中、酒田市も地域課題解決に向けた施策を模索しています。今後の取り組みが期待されています。
さらに、コロナ禍における文化芸術活動への支援策も提起されました。佐藤猛議員は新型コロナウイルスの影響を受ける文化芸術関連への具体的な支援策や制度について問いました。教育長は、文化芸術の振興に向けたさまざまな施策を行っているとし、特に令和3年度には地域の文化活動を支えるための新たな企画を実施予定であることを明らかにしました。
最後に、峰越手代奥山林道や循環型社会の形成に関する議論が行われ、これらも今後の市の重要な方針の一部として位置付けられています。
このように、酒田市の定例会では市民に寄り添った施策の構築が模索されており、デジタル化の進展、文化活動の振興など、多岐にわたる課題に対する前向きな議論が展開されました。市民の期待を受けて、今後の取り組みが注目されます。