令和4年3月定例会の第1回酒田市議会が本日開会され、重要な議題が討議された。
会期は2月22日から3月17日までの24日間と決定され、全議員が出席している。
市長の丸山至氏は、専決処分に基づく報告を行い、令和3年度の一般会計補正予算等の重要な案件が一括上程された。
丸山市長は、報第1号に関して、経済対策や新型コロナウイルスの影響に対処するために実施した内容について説明した。同報告によると、昨年度の降雪に伴う除雪費が約9億円に達したという。これは近年では非常に大きな額である。
議会運営委員会から報告を受けた後、除雪関連の質疑が行われた。
「昨年12月からの大雪が影響しており、積雪深は42センチメートルに達したが、除雪体制には限界がある」との意見が出された。
斎藤周議員は、苦情や総括を含めた今シーズンの除雪について市長に質した。
その中で、市長は除雪に対する市民の要望に応えるべく検討を重ね、協力会社や市民との連携を強化していると述べた。
財政計画に関する質問もあり、斎藤周議員は、「今年から財政調整基金を活用している理由は何か」と問うた。市長は、類似団体の平均値を参考にし、基金の目標額を設定した結果だと言及した。これにより、除雪経費への特別な対応が可能となった。
もう一つの重要な議題は、新型コロナウイルスの影響に関するものであった。市内のイベント中止による影響が懸念される中、丸山市長はオンラインでの交流や準備を通じた継続的なノウハウ蓄積の重要性を示した。
さらに、公共施設等整備基金の新設が議題に上がり、地域の老朽化対策に向けた積立方法についても説明された。市長は、「公共施設を維持・管理するためのファンドを設けることで、将来的な財政基盤を確立する」と強調した。
最後に、本会議では、今後の議案に関する審査を予算特別委員会に付託することが決定された。次回の本会議は2月28日に再開予定である。