令和元年6月射水市議会定例会が開会し、議事に入った。
出席議員数は19名であり、定足数に達しているため、会議を開始した。
日程には、会議録署名議員の指名や会期の決定が含まれていた。
会議では、市長の夏野元志氏による提案理由の説明が行われた。提案内容には、議案第32号から議案第58号及び報告第1号から報告第4号が含まれた。
市長は、令和の時代が始まったこの機会に、市民と共に希望ある未来を築くことの重要性を強調した。
特に本市では、「総合計画後期実施計画」や「まち・ひと・しごと創生総合戦略」など、多岐にわたる計画の見直しに取り組んでいることを説明した。
また、最近の経済情勢についても言及した。内閣府の報告によれば、景気は回復しつつあるものの、地域経済の発展に向けた施策が今後とも求められる。市長は、特に経済再生と財政健全化の取り組みを強化していく方針を示した。さらに、幼児教育や保育の無償化に関する施策も進める考えを伝えた。
地方創生に向けた取り組みとしては、「高齢者と観光客が融合するまち『射水』創造事業」の推進が計画されており、地域活性化を目指している。具体的には、新幹線駅と旧新湊庁舎跡地を結ぶ公共交通の整備や、観光客の誘導を強化することが期待されている。
また、議会の機能強化の観点から、予算特別委員会の設置も提案された。日程が進む中、市長は市民に向けて、子ども・子育て支援の推進や教育環境の整備にも取り組む意向を示した。教育委員会では、小中学校へのICT機器導入を進め、学習環境の向上に努める考えを表明している。
行政サービスの向上についても、利便性を考慮し、マイナンバーカードを利用した証明書交付サービスの推進が検討される。
今回の会議を通じて、地方自治体としての責任を果たし、市民にとってより良い環境を提供するための取り組みが示されている。次回は6月17日に本会議が開かれる予定で、議案質疑及び代表質問が行われる。