令和5年第1回定例会において、東大和市における高齢者支援や水質汚染問題が重要なアジェンダとして取り上げられた。
まず、「有機フッ素化合物による水質汚染について」では、東京都が水質検査を行い、東大和市が供給される水道水は問題ないものの、地下水の調査は進められていない現状が指摘された。市は環境対策課を通じて、東京都の動向を注視し、必要な対策を講じていく考えだ。
次に、「公務労働従事者の処遇改善について」では、正規職員の賃金が過去10年間にわたるわずかな増加にとどまる中、特に会計年度任用職員の賃金の低さが問題視された。利用者が増加する一方で、生活を支える賃金の引き上げが求められている。また、職員の窓口対応に関しても、利用者の満足度の向上が期待される中で、職員の接遇力向上に向けた取り組みが必要であるとされた。
「市の窓口対応について」も重要な議題となり、市民からのフィードバックを如何に活かしていくかが焦点となった。特にセンシティブな相談に際しては、より丁寧な対応が求められる。教育ボランティアの事故についても再発防止策が求められており、安全確保のための研修や指導が重要視されている。
さらに、「介護保険サービス・障害福祉サービスの利用者負担について」では、高齢者のKenkoを支えるために、制度の見直しが必要とされ、特に障碍者に関する負担軽減策が求められた。現行制度が一部受けられないケースがあることも指摘され、今後の制度改善が期待されている。
最後に、「公共施設等総合管理計画及び市財政について」では、今後の市の財政運営に関して、インフラ投資の上限についての質問があり、詳細な資金計画の策定が求められた。特に、道路整備のための起債状況が注目されたが、具体的な事業の流れについては依然として不透明である。
これらの議題は市民の暮らしを守る上でも極めて重要であり、今後の議論と行動が期待される。