令和3年2月の菊川市議会定例会で、重要な議題が審議された。
この会議では、複数の議案が一括して審議され、特に「菊川市営住宅条例の一部改正」と「新型コロナウイルス感染症対策利子補給基金条例」が注目を集めた。
議案第2号について、総務建設常任委員会の赤堀博委員長は、入居世帯の収入上限額を25万9,000円に引き上げる改正が採択されたと報告した。
これにより、以前よりも多くの世帯が入居可能になることが見込まれている。赤堀委員長によると、この変更により入居率が約12%向上する可能性があるという。現在の水準は約71.43%であり、最終的には83%に達するかもしれないと強調した。
次に、議案第3号の新型コロナウイルス感染症対策についても審議された。この条例は、感染症に関連する事業者への利子補給を行うものであり、赤堀委員長は、基金は新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を基にすることを明らかにした。
質問に対して赤堀委員長は、「利子が全額補填される」と述べ、その一方で、補填がない事業者も存在し、その総額は約9億6,300万円に達することを示した。
また、議案第4号の令和2年度一般会計補正予算と第8号病院事業会計補正予算に関しても可決され、財政の健全化と医療の維持管理が確認された。
長谷川市長は、副市長の選任に関する議案第20号も提案し、「赤堀愼吾副市長を引き続き任命することは適任である」と述べ、その後、議会は全会一致でこれを承認した。