令和3年度の伊豆の国市議会定例会が開催され、各種予算案が審議された。この中で、一般会計予算や特別会計の予算案に関する詳細な討議が行われ、各部門の予算が可決された。
まず、一般会計予算に関しては、総務観光建設委員会の委員長、内田 隆久氏が報告を行った。この予算の中には、人事評価制度の定着支援業務や、消防費に関連する費用についての質疑が集中した。また、情報システム課では、広域化に伴うコスト比較に関する検討が述べられた。明確な回答が得られない質疑もあった中で、予算案は賛成多数で可決された。
次に、福祉文教経済委員会の柴田 三敏氏が、福祉関連の予算について報告を行い、生活困窮者支援や障がい福祉における予算が計上されていることを強調した。特に住宅確保給付金の計画人数について確認がなされ、実績を基に適正に設定されている旨が説明された。
また、介護保険特別会計の予算案も議論された。ここでは、給付費が減少している理由として、施設整備の遅れと前年度の消費税増税等の影響が挙げられ、経済状況を考慮した予算編成が行われていると報告された。
議案第19号では、楠木及び天野揚水場の管理特別会計予算について、議員からの具体的な質疑があり、揚水に関する業務の流れが説明された。
最後に、水道事業および下水道事業の会計予算に関しても審議され、エメラルドタウンの水道創設に関する計画について詳細が申し立てられた。現行の事業の見通しを説明する中で、全ての予算案が賛成多数で可決され、今後のスムーズな運営への期待が寄せられた。
今後も、これらの予算が実施に移される中で、市民へのサービス向上に寄与することが求められている。