9月1日、伊豆の国市議会定例会において、鈴木俊治議員が行った一般質問の中で、特に有機農産物の学校給食導入や県道の渋滞緩和対策が取り上げられました。
鈴木議員はまず、学校の体育館へのエアコン設置について言及した。昨今、避難所環境の劣悪さが問題視されており、特に夏や冬の使用においては温度調整が必須と考えられます。これに対し、市の教育長である菊池之利氏は、体育館へのエアコン設置は認識しているが、現時点で必要な対策を講じていると説明しました。市内では、体育館に大型扇風機を設置し、必要に応じてエアコン設置の検討を進めるとしている。
続いて、新たな文化財展示施設設置に関する質問があり、その規模や財源についても言及されました。市長の山下正行氏は、施設の規模は3階建て延べ床面積1,200平方メートル、事業費は10億〜12億円程度を見込んでいると述べ、市民からのニーズを把握しながら進める考えを示しました。また、県道韮山伊豆長岡修善寺線や市道の渋滞緩和策についても鈴木議員が質問し、市長は江間地区から松原橋のバイパス新設を計画していると明言しました。
また、草刈りに関しては、議員たちが地区の自治会にボランティアを依頼している現状、行政が責任を持って公道や公園の草刈りを行う必要があるとの意見があり、都市整備部長の西島和仁氏は現在の取り組みや地域住民からの要望について詳細に説明しました。
農業に関する議論は、特に有機農業や地元産品の学校給食への導入が重要視されています。高橋隆子議員は、無理なく持続可能な農業のために有機農業の普及促進が必要だと主張。市は少しずつだが有機栽培に切り替えていくことを考えていると述べており、更なる技術指導や支援の必要性も訴えられました。行政としても地元の生産者や消費者との協力体制を構築し、有機農産物を学校給食に導入する方向で取り組む姿勢が示されています。